水では綺麗になれない

肌の仕組みと美肌 ⇒ スキンケア ⇒ 水では綺麗になれない

スキンケア


潤い肌が復活するスキンケア方法

潤い肌復活スキンケア法 ←|→ 人気一番のシートパック





◆ 化粧水を付けたり水を飲んでも乾燥肌対策にはならない


空気の乾燥した部屋にいると肌も乾燥するので、加湿器で加湿したり水の飲んだりと変な事してませんか。


勿論加湿は喉をウィルスから守るには有効です。が、それ、肌乾燥対策には意味の無い行為なのですが・・・・。


人間の体の2/3は水で出来ています。生きた細胞や組織はすべて、2/3が水で出来ています。

それが不足すると肌も乾燥しますが、それ以前に生命そのものが危険になります。


体内の水分が不足する状態とは脱水で、遭難したとか特別の状況にならない限り、日常生活で脱水になる心配は有りません。


生命に関る脱水状態になる前に喉が渇いて水を飲むから。


生命を維持するのに水は不可欠なので、この様な本能が備わっています。肌を潤すための体内の水も充分に確保されています。


体重50kgの人なら、体内に約33kgの水が有ります。厚さ僅か20ミクロンの角質層に取り込まれる水には充分過ぎる量が有ります。


乾燥肌の原因は水が不足している事では有りません。角質層の水分キープ力が不足しているのが原因です。つまり、セラミドが足りないんです。


体重の2/3も有る水を100ccや200cc増やしても意味は有りません。


肌が乾燥するのは、湿度が低いからでも、水が足り無いからでも有りません。角質層が水をキープ出来ないからです。


乾いて砂埃の上がる地面を見ると水を打ちたくなります。乾いた肌を見ると「水を」と思うかも知れませんが、角質層は地面とは違います。


絶えず角質層には体内からジワジワ水が浸み出し、一部を蓄え残りを放出するという水分調整システムを持っています。


それを知らないと、肌の乾燥を食い止めることは出来ません。



◆ 水で綺麗になる事は出来ない


みずみずしい、清涼感、純粋、浄化などの、綺麗でピュアなイメージが水にはあります。

清流や湧き水などを見ることも、心が洗われる様な感覚をもたらし、確かに水は心を癒して呉れます。


水で綺麗になると言う美容法、健康法も沢山あります。キレイな水を飲む、肌に付ける、それらを利用したスパ、エステなど数え切れない程沢山あります。


これらは、気分的に楽しむのには良いのですが、本当に水で肌が潤ったり綺麗になる事が有りません。


先ず肌に付いていうと、肌の角質層のセラミドが肌水分を守っており、また真皮ではコラーゲン繊維やエラスチン繊維がハリを保っています。


潤いを高めるのはセラミドや、その他の保湿物質であり、ハリを高めるのはコラーゲンを増やすレチノールやナイアシン、ビタミンC誘導体です。


水そのものを飲んだり付けたりしても肌の潤いやハリが高まる事は医学的には有りません。

水は化学的にH2Oと表記され、水道水でも海洋深層水でも全て同じです。


水は体内で、体温上昇を防いだり、細胞内を満たして物質の輸送を助けたりという役割を持ちます。従って、水は重要で水が無いと人間を始めとする動植物は死にます。


H2Oが体内の様々な化学反応に関っていて、水である限り全て同じです。

特別な水を飲んだから細胞内の水が増えて、より肌が潤うと言う事は有りません。


ミネラルウォーターなどはH2O以外にミネラルを含みますが、飲んだ後は、ミネラルとH2Oは別々に吸収されるので、ミネラル毎そのまま細胞に入って行くものでは有りません。


体内や細胞内の水分量は脳の指令によって常にホルモンや指令物質によってコントロールされており、幾ら頑張って水を飲んでも肌の水分量は増えません。


体内の水分量を一定に保つために、余分な水分は体外へ排出して捨てる様に出来ています。


● ミネラルウォーターが美容に良い訳では無い


良質なミネラルを含み・・・・、とかCMで言ってますが、ミネラルとは何でしょうか。


ミネラルは栄養学的には無機質の事を指します。蛋白質や脂質、炭水化物に含まれない元素の事で、中でも16種類のミネラルが人体に不可欠な必須ミネラルです。


・主要ミネラル:ナトリウム、マグネシウム、リン、硫黄、塩素、カリウム、カルシウム

・微量元素:クロム、マンガン、鉄、コバルト、銅、亜鉛、セレン、モリブデン、ヨウ素


これらの中で、現代人が摂り過ぎなのがナトリウム、不足し易いのがカルシウムと鉄、それ以外は普通の食事をしていれば不足する事は有りません。


ミネラルは摂り過ぎると過剰症を起こすものもあり、安易にサプリで摂るべきではないのです。


カルシウムに関しても、単にカルシウムをサプリで摂っても骨が丈夫になる訳では有りません。タンパク質と結合した状態で無いと、体内へは取り込まれません。


ミネラルウォーターはサプリに比べればミネラル含有量が少ないので、過剰症のリスクは低いですが、注意は要ります。


ミネラルウォーターで便通が良くなる人がいますが、マグネシウムが過剰になったため下痢を起こしているからです。


また、天然ミネラルと言う言い方をしていますが、ミネラルに天然も人工も有りません。元素は元素。1種類しか有りません。


● 水で代謝は上がらない


水を飲むと代謝が上がって肌が綺麗になるといって、せっせと水を飲んでいる人がいます。

水を飲んで汗をかうと代謝が上がると思っての行動ですが、代謝が上がる事はありません。


汗は暑い時や緊張した時、辛い物を食べた時に出ます。

暑がりの人は汗っかきの人が多いので、汗が出ない=冷え性=代謝が低い=太り易い、という思考の構図の様です。


汗は半身浴やサウナで汗腺を鍛えると出やすくなりますが、単に汗っかきになったと言う事であり、痩せ易くなった訳ではありません。


もう一つ、水を飲んでも汗は増えません。

多分、水が毒素を洗いながすので肌が綺麗になると言う考え方も少し入り混じってるのだと思います。


● 水で体内毒素は洗い流せない


手を洗うのも、野菜を洗うのも何でも、洗うと言えばまず水ですので、体内も水で洗えると思っていての思考法です。


体内毒素にはダイオキシンやPCBが知られてしますが、体内に取り込んでしまうと簡単には排泄されない有害な物質があります。


これらは体に溜まってしまうので、体内毒素になるのですが、水に溶けない物質なので水で排泄できません。


水溶性で無いから体に溜まってしまいます。水溶性で無いから汗や尿とともに排泄出来ずに体内に残ってしまうのです。


汗や尿は尿素やアンモニアなどの水溶性の不要物質を排泄しています。

簡単に排泄されるものは毎日排泄されるのですが、排泄出来ないものを排泄しようとしても無理です。


例えばシンクの排出口の汚れ。ヌメっとした物が付いていると思います。水を流しても取れません。水で取れないから付いてしまいます。


絶えず水が流れているのそこに残ってしまった物は水に溶けない物です。そこえさらに水を流しても取れる事は有りません。


水でデトックス、到底叶うものでは有りません。

デトックスに有効と謳っているサプリや食品がありますが、科学的根拠・裏付けは有りません。


腸内に毒素が溜まるから、宿便がある肌が荒れたり太ったりすると言う話も有りますが、そもそもがナンセンスです。


古い水道管の様に腸の中に汚れが溜まってしまうと言うイメージ先行なのですが、そういう事は起こりません。


腸の表面の細胞(腸上皮細胞)は常に新しく生まれ変わり、ターンオーバーしています。

腸のヒダなどの汚れが残っても、細胞が剥がれるのと一緒に剥がれて行きます。


腸上皮細胞のターンオーバー周期た大変短く2日です。つまり1日置きに常に新しく生まれ変わっています。

水道管は内面がターンオーバー出来ないから汚れが溜まります。


仮に体内毒素が解毒出来る治療法は未来に開発されたとしても、毒素を解毒しただけの話で有って、本来有ってはいけない物が無くなったというダケで、肌が綺麗なってりする事は有りません。


何でも毒素のせいというものでは有りません。


「あなたの体調不良や病気は毒素が原因です」と言ういいかたは

「あなたの災いは全て、家についている悪霊が原因です」という構図と同じで、ナンセンスです。


● 水を使った美容法も無意味


ナノスチーム


小さい水分子を蒸気にして、皮膚に浸透させようとする方法です。

美顔器として人気があります。


これは水を肌表面に吹き付けているだけで有って、肌乾燥の解決にはなりません。肌に付いた水が蒸発すえるダケで終わります。


肌の角質層の水分保持能力を高めないかぎり肌乾燥の解決にはなりません。水分保持能力とは角質層内のセラミドのことです。流れ出てしまったセラミドを元状態に増やさない限り肌の乾燥は止まりません。


肌の水は、皮下組織から真皮層、表皮層、表皮の角質層へと外へ外へと浸透して行き、一部がセラミドに捉えられ、残りは体外へ蒸発されます。1日の蒸発量は体全体で約900ccです。


外から水を与える事は意味の無い行為になります。


蒸しタオルで汚れを浮かす


最近では食器洗浄機でもミスト機能が付いていて、初めに蒸気で蒸らして汚れを浮かしてから洗い始めることが出来ます。


テレビのCMでは高温蒸気で壁の汚れをとる商品も放映されています。

このイメージから、肌も蒸らせば汚れが浮く、と思っての行為であると推察されます。


蒸しタオルで顔を蒸らすと、セラミドや天然保湿因子まで溶け出し易くなり乾燥肌の原因の1つとなります。

また、毛細血管が広がって、赤ら顔になる事もあります。


肌を守る角質層は厚さが僅か20ミクロンしか有りません。カレーがこびり付いたお皿とはワケが違います。


肌の奥から汚れを落とすという表現もよく目にしますが、人間の肌は汚れでこびり付く事は有りません。


肌はターンオーバーしていて新しく生まれ変わります。顔の角質層のターンオーバー周期は約20日で、腸上皮細胞のターンオーバー周期は2日です。


どんなに頑張ってこびり付いた汚れもターンオーバーと一緒に落ちて行きます。


普通に洗顔すれば、汚れは充分落ちます。

肌をくすませるのは汚れでは無いので、しっかり洗っても透明感のある美肌にはなりません。


年齢とともに肌が黄ばんで汚れた様に見える原因は、メラニンの増加以外に真皮のヒアルロン酸が減って水分量が低下することや、コラーゲンが糖化して黄色っぽくなる事が原因です。


肌の奥の化学変化が原因なので、洗って落ちることは有りません。

肌を奥から綺麗にしたので有れば、アンチエイジングケアが必要になります。


レチノールやビタミC誘導体、ナイアシンなどは肌の奥のヒアルロン酸やコラーゲンを増やして水みずしい肌を生み出します。