シミ・クスミの予防とケア

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シミの対策


シミ・クスミの予防とケア

|→ メラニンの重要な役割





● 先ずはシミについて


スキンケアの典型のシミ。種類はいろいろ有りますが、最も多いのが老人性色素斑。

スキンケアの基礎。シミ

早い人では25歳位で出始めます。


「 えっー!25で老人? 」 「 そう、お肌の曲がり角は25デスゾ 」


こうなる前にスキンケアしなさいと言う諺。

紫外線が最たる原因なので日光性黒子(こくし)とも呼ばれます。日光はスキンケアにとっては害ですよ。


老人性色素斑かどうかは次の特長で判断して下さい。


 境界線がはっきりした、茶色又は黒褐色のシミ

 左右非対象

 顔だけで無く手の甲にもでやすい。

 男女差は余り無い。


シミが出来てしまった場合のスキンケアは難しく、美白剤を使った位では、薄くなる程度で完全に消す事はムリ。


但し、最新の美肌対策用の美白剤には立たなくなる位の性能の良いものがあるので諦めずにトライして見て下さい。


それでも即効美ケアしたい方は病院の美容外来で医療レーザ治療を受ければ消せます。

病気じゃないので保険は効きません。


レーザ治療を決心したら1ヶ月前から美白コスメで処理すると綺麗な美肌に蘇ります。

そうは言っても最大のスキンケアは紫外線対策。UVカットです。


● 次はソバカスについて


ソバカスの正式名称は難しく、雀卵斑(じゃくらんはん)。5mm以下の小さな色素斑で顔中に散らばって

発生します。


遺伝で形質が引き継がれ、色白の人に多く、子供期から出始めます。スキンケアで消したくても先ずムリです。

成人になる位までは年齢とともに濃くなり、以降は年を重ねる毎に薄くなります。


「 そんなに待てない! 」

中学生になったらUVカットしたり美白剤で予防する事しか出来ません。今の医学や美容では限界です。



◆ 肌色を決める色素細胞


 スキンケアで重要なのは基底層のメラノサイト

シミ、クスミのスキンケアはメラノサイトが出来ない様にすること。


表皮の一番下にある基底層には、角質層へ変化する角化細胞と肌の色を決めている色素細胞(メラノサイト)が存在。

スキンケアはメラノサイトの活性の度合いで決まります。


美肌1

色素細胞の数は基底細胞の10%程度で、表皮全体の2〜3%。僅かこれだけがスキンケアの範囲。

また色素細胞は分裂して増える事は無く、紫外線や摩擦などの外部刺激によって活性化し、メラニンを生成。



 紫外線を浴びた時の反応


 色素細胞内で酵素(チロシナーゼ)の働きが活発化。

 この酵素によってチロシン(アミノ酸)を材料にしてメラニンが合成される


つまり美白に必要なスキンケアは紫外線対策だと言う事。

メラニンは体の天然UVカット剤なので、色白美肌の人ほど紫外線ダメージを受けやすくなります。


「すぐ日焼けして赤くなる」 と言って暗に色白美肌を自慢する人もいますね・・。

生成されたメラニンは徐々に淡い色になりながら角化細胞とともに外側へ押しあげられやがて垢となって剥がれ落ちます。


ところが人体の不思議で過剰な刺激を受けると、色素細胞は肌を守ろうとして活性化しメラニンを過剰につくり続けます。


一度活性化してしまった色素細胞はそのままメラニンを作り続けます。

肌のその部分だけメラニン過剰となるので、外から見ると美肌を邪魔するシミに。



◆ シミ・クスミの原因は紫外線と過酸化脂質


 美肌と逆相関のメラニン。メラノサイトがメラニンを生成してシミが出来る


30歳以上であればほぼ間違いなくシミは有ります。シミの大小の差だけです。スキンケアは25才までに行なうのが理想。


スキンケアの敵、シミを退治

スキンケアの大敵のシミは、紫外線が原因である事は周知の事で、だからこそ

「 20代後半以降は紫外線をむやみに浴びるのは避けている 」 と言う女性が多い。


スキンケアやってた筈なのに何故シミが出来る?こんな疑問出てきます。

この答は花粉症の発症と同じ理屈です。花粉症はそれまで一杯花粉を吸い込んでも発症せず、ある日を堺に突然発症します。


紫外線を浴びた場合も直ぐにシミが出来る事は有りません。

表皮の一番下の基底層にあるメラノサイト(色素細胞)に情報が蓄積されます。


蓄積されても直ちにメラノサイトが活性化する事は無く、ある程度の余裕代があります。

この余裕代が満杯になった時、メラノサイトは突然活性化し、メラニンを生成してシミが出来ます。


つまり余裕代が一杯有る内にスキンケア始めなさい、と言うことです。

スキンケアは25才よりズ〜ット前からやる必要ありなんです。理由は下記


 総紫外線量の80%は18才までに浴びる


人が生涯に浴びる総紫外線量の80%は18才までに浴びるとも言われています。つまりこの期間こそスキンケアが必要な時期。

スキンケアといっても美容液を塗りなさい、では無く、UVカットです。

40代、50代で肌を露出している人少ないですし、寿命も延びたから露出してない期間の方が遙かに長い。

だから80%。( 何となく数字のトリックを感じるカモしれませんが )。


それはともかく、ではどうスキンケアするかですが、善は急げです。

シミが出来たら、出来たてを直ぐにケアするほど効果的で美肌が蘇ります。


古いシミほどメラノサイトの活性は強くなってメラニンを生成し続けます。


さらに過酸化脂質

洗顔後、皮脂が残っていると酸素と反応して過酸化脂質に変性します。

過酸化脂質は角質層のケラチンというたんぱく質を変性させます。


それによってケラチンの構造が乱れると、光をきれいに反射出来なくなり、肌の透明感が失われて、くすんで見えてしまうようになります。



◆ 鉄壁の紫外線対策でシミ・クスミを予防


紫外線は肌にとっては歓迎出来ないもので、予防の対策が必要になります。


肌に悪影響を及ぼす紫外線は2種類有って、1つ目が波長の短いB波紫外線のUVB。主に肌を赤く炎症させ、さらに黒ずみやシミを作ります。


2つ目が波長の長いA波紫外線のUVA。こちらは肌の真皮まで到達してコラーゲン繊維やエラスチン繊維の繊維芽細胞を変質させ、ピンと張ったコラーゲン繊維やエラスチン繊維の形成を抑制するためにシワとタルミを起こさせます。


波長がさらに短いC波紫外線のUVCは地上まで届かない為、気にする事は有りません。


さて、UVA、UVBとも肌に悪影響を与えるのですが、与えてしまった後に何とかケアしようとしても、起きてしまった後に完全に元に戻る事が出来ません。


従って予防が最重要になります。それでも起きてしまったら、完全にでは無いのですがケアして少しは戻す事も出来ます。


肌老化の60%は紫外線によるものなので、若々しい肌を保ちたいのなら鉄壁な予防策が必須となります。


一度紫外線を浴びてしまうと完全には元通りにはならないので、「油断1秒、シミ一生」と肝に銘じて対策を徹底します。


顔はUBカットコスメ+パウダーファンデ+日傘+サングラス


これ位装備しないとカット出来ません。UBカットコスメは無くても構いません。


ボディはUVカットストール、手袋、ジャケット


日焼け止めを塗るより確実にUBカット出来ます。これを何枚か容易しておいて選択して使い回せば完璧です。


とにかく日の当たる場所に出る度ストールを巻いて、ジャケットを羽織り、手袋をする。


大袈裟で面倒かも知れませんが、浴びたら元に戻せない紫外線。面倒くさいを採るか、肌の若々しさを採るか、2者択一です。


でもぉ顔だけは対策したいと言う方、UBカットコスメ+厚めのパウダーファンデ、見た目は少々悪いですが効果抜群です。



◆ シミ・クスミが出来てしまった場合のケア


シミやクスミ、シワ、タルミが出来てしまったら、もう遅いのですがアンチエイジング対策

少しは元に戻ります。


● ビタミンC誘導体化粧水1つでケアします。


化粧水を選ぶときには下の3条件をともにクリアしたものが無難です。

脂溶性ビタミンC誘導体、進化型ビタミンC誘導体より浸透性は劣りますが、即効性で優れています。


@リン酸型タイプのビタミンC誘導体を含むものが記載されているもの

・リン酸アスコルビルMg(マグネシウム) 又は

・アスコルビン酸Na(ナトリウム) 又は

・パルミチン酸アスコルビン酸Na(ナトリウム)


A必ず化粧水である事

B配合成分の少ないもの


ビタミンC誘導体は不安定なので、他の成分と出会うと効果が失われやすくなります。

あまり欲張ったものより、シンプルなものが良いです。


ビタミンC誘導体化粧水を購入したら、朝晩、顔全体に使います。

シミだけでなく、シワやタルミなど色々な肌老化の予防になるので、全体に使うのが良いです。


コットンなどは使わずに、手で広げる様につければOKです。

ビタミンC誘導体化粧水を使うと肌のつっぱりを感じる事がありますが、その後セラミド配合などの保湿美容液で補えば体丈夫です。


★ 水溶性以外のビタミンC誘導体の種類


○脂溶性ビタミンC誘導体

油を結合させて、エマルジョン状態にしたタイプ

水溶性より浸透力が強い。

・テトラヘキシルデカン酸アスコビル

・ステアリン酸アスコビル


○進化型ビタミンC誘導体

浸透力が一番強い

水溶性と油溶性の性質を持つものタイプ

・アスコルビン酸-2リン酸-6パルミチン酸(APPS)


★ ビタミンC誘導体がシミ・クスミに及ぼす作用


メラニンは表皮層のメラノサイトで作り出され、たんぱく質の一種チロシンがチロシナーゼという酸化酵素によって変化して出来ます。

この色素が紫外線をさえぎり、真皮を守っています。


メラニンはチロシン→ドーパ→ジヒドロキシインドール→メラニンという順番で変化するにつれて黒さを増しますが、ビタミンC誘導体はチロシナーゼをブロックし、さらにジヒドロキシインドールをドーパに逆戻りさせる(還元する)ことができます。

この作用によって、シミなどを薄くする作用が期待できます。



● 洗顔で顔の皮脂をしっかりと取る


皮脂の役割を過大評価することが、女性達のスキンケアを間違った方向へ導いています。

売りたい為の広告や雑誌記事には注意が要ります。


皮脂は肌を包んで守ってく呉れると思い込んでいる人が大部分ですが、完全なる間違いでも無いのですが弊害も大きい。


女性達の悩みでもある毛穴の開き。これには皮脂が大きく関与しています。

皮脂が詰まって開くのでは無く、酸化した皮脂が肌を老化させるので毛穴が開いてしまいます。


毛穴の周りに皮脂が常に溜まり、それが皮脂を刺激して毛穴が開いて行きます。初期の開いた毛穴を断面図で見ると、毛穴を包む表皮の部分が漏斗状に落ち込んでいることが観察されます。


これは溜まった皮脂が毛穴を広げるためであるからです。


また、過酸化脂質は角質層のケラチンというたんぱく質を変性させます。

それによってケラチンの構造が乱れると、光をきれいに反射出来なくなり、肌の透明感が失われて、くすんで見えてしまうようになります。


また、自分の顔を鏡で良く観察すると、皮脂の多い部分から肌が老化しているのが良く判ります。


鼻の周りから毛穴が開いて行き、それが繋がってシワになる。フェイスラインの、皮脂が少ない部分の肌は他と比較して綺麗に保たれている筈です。


皮脂こそが老化の元凶です。

では、何故皮脂があるのでしょうか。皮脂は何の為に有るかです。


皮脂はそもそも肌では無くて、毛の為に存在します。毛には皮脂腺がくっ付いているのが証拠です。


毛を油でコーティングして保護膜にしているからで、すべりを良くし、からみを防ぎ、水を弾いています。天然ヘアオイルとしての機能を果たしています。


野生動物は、皮脂が毛をベッタリと覆っているので、雨が降っても弾いて体が濡れない様になっています。


人体で最も皮脂腺が発達しているには頭、次が顔、ボディの皮脂腺は小さくなっています。

また、頭髪は太く、そこには大きな皮脂腺が付いています。ボディでは目立たなく毛穴も目立ちません。


一方、顔の皮膚は、細い産毛に大きい皮脂腺が付いているためバランスが悪い構造になっています。

その為、顔は毛穴が目だって、毛穴が詰まったりニキビが出来たりというトラブルを起こします。


皮脂の少ないボディではそういうトラブルが起きにくい為、顔より肌がすべすべで綺麗なんです。


進化の過程で何故か、顔の毛が退化するのに合わせて皮脂腺が退化しなかった結果、顔肌にトラブルが多いのです。


・顔は石鹸できちんと洗って皮脂を落とすのが正解

洗った直後に皮脂分泌が始まるので、きちんと洗い落とすのが良いのです。