スキンケアは肌からの養分吸収

スキンケアで美肌 ⇒ 皮膚も養分吸収する

肌の仕組みと美肌


スキンケアの新常識。皮膚からも栄養素を吸収する

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 「スキンケアに欠かせない栄養素のビタミンA・C・E。それらの入った化粧品を使えばいいんだな」と考えたのなら、ちょっと短絡的です。


皮膚の細胞は外からの栄養分を取り込む働きは大変少ない。

皮膚から水分や栄養素、酸素を取り込む生物もいますが人は違う。だからスキンケア成分も吸収しない。


人間の場合は、皮膚は汗や皮脂、角質などを捨てる、排泄器官であって、外界から体を守る保護器官。

だからスキンケア成分を直接塗っても無駄!


・・・と思いきや、そうでも有りません!





消化器官の細胞なら美肌成分吸収作用がありますが、皮膚はなるべく、いろいろなものを取り込まない様な構造になっている。

そのため、外からスキンケア成分を塗り込もうとしても、それは無理な話。


レモンにはビタミンCが豊富にあるからといって、スライスレモンを顔に貼り付けてレモンパックをしている人がいます。


確かに、ビタミンCには漂白作用がある。皮膚のメラニンに働きかけてシミを防ぐという効果は期待できる。

しかし、レモンにはソラーニンという物質を沢山含む。


これが肌についたままの状態で日に当ると、メラノサイトに作用して肌を黒くする


やがてそれはシミとなります。

やはりレモンはジュースにするか、丸かじりして体内に入れるべき。

それ以外の方法でレモンのビタミンCを取り込むのは難しい。


レモンのほかにパセリ、セロリ、イチジクなどもソラーニンを含んでいるので要注意。

とにかく、皮膚細胞へのスキンケア成分は血液によってしか運ばれない。


食事として摂取した美肌成分が消化吸収されて血液に溶け込み、皮膚まで運ばれて初めてスキンケア。

体の外からではなく、中から摂らなければ美肌成分は吸収されない。 】


と言うのが今までの一般的な考え方。


スキンケア成分は角質層の上部までは入って行くが、奥や真皮までは入らない。理由は「だったら洗浄成分も入ってしまう」


しかし、研究が進みスキンケア成分は高濃度で分子が小さければ真皮まで入る事が判明。

これは塗るスキンケア化粧品でも同じ。また、肌は濡れている時ほど吸収が良くなる事も判明。



◆ 経皮毒(けいひどく)も皮膚からも取り込まれるので注意


経皮毒とは、その名の通り、皮膚を通して(経皮)、体の中に入って来る毒の事。

わりと最近でてきた言葉ですが、テレビで特集が組まれるくらい話題豊富。


私たちが日常使っているシャンプーや洗剤などの日用品には体に悪影響を及ぼす有害な化学物質が多数有り。

化学物質は目に見えないのが特徴。


また、そういった有害な化学物質が含まれた経皮毒性のある日用品を使用したところで、すぐにその影響はでないもの。


現在急増しているアトピーなどのアレルギー病や不妊症、癌などもこの経皮毒が大きく関係しているとの警鐘も。


但し、因果関係はまだ不明。

経皮毒性のある物質の皮膚への吸収率には違いもあり。


これは体の部分によって皮膚の厚みが異なるため。

例えば外部との接触の多い部分、かかとや手のひらのような場所では皮膚(角質層)が厚い。


腕の部分を1とした場合の各部分の数値は下記の通り。


 足のうら(0.14)

 足くび(0.42)

 手のひら(0.83)

 背中(1.7)

 頭皮(3.5)

 わきの下(3.6)

 くび(6.0)

 ほお(13.0)



◆ 肌質と美肌


肌質と言っても、手足や背中の肌の事では無く、顔肌の事です。美肌、美顔のワードでも肌質は重要な要素です。


普通肌、脂性肌、乾燥肌、敏感肌、これ等は女子は良く耳にする単語だと思います。また、私は○○肌です、と言う場合にはこれ等のどれかを1つ選んで使うのではないかと思います。


但し、これ等は医学の用語には有りません。自分に合った化粧品を選ぶ際には結構重要なことです。

さて、肌質と言った場合には、皮脂の分泌量と角質層の水分量によって分類されます。


水分が多くて皮脂が少ないのが普通肌で水水しい潤いが適度な皮脂で保たれている肌と言えます。

水分も皮脂も多いのが脂性肌で、肌表面がべとつき易くニキビはでき易い肌です。


水分も皮脂の少ないのが乾燥肌で、肌内部の水分が蒸発し易いのでかさつき、肌荒れを起こしやすい肌です。


また、皮脂が多い部分と、かさつく部分が混在しているのを混合肌と言って、額から鼻のかけてのTゾーンがべたつき、目元や頬がかさ付くのが特徴です。

この肌のタイプはいつも同じではありません。同じ人でも季節によって変わる事が多いです。


例えば、夏場は気温が上がる為、皮脂や汗の分泌量が多くなって脂性肌、空気が乾燥する冬場は乾燥肌へ傾くという人は多いです。

ですので肌ケアはいつも同じ方法で、と言うワケには行きません。


次に敏感肌ですが、女性に自分の肌質を言って貰うと、意外にも「敏感肌です」と言う人が多いのです。


敏感肌と言う言葉のニュアンスから感覚的に言っていると思いますが、医学的には敏感肌というものは有りません。


医学的に最も近いのは、軽い皮膚炎のある乾燥肌、となります。

肌のバリア機能と、保湿のための角質細胞間脂質が少ない肌が敏感肌と言えます。


自分の肌を「敏感肌です」と言っている人の中には、角質層のバリア機能が低いために刺激を感じやすい事を指していることが多いです。


本当の敏感肌の人は少なく、敏感肌用のコスメを使ってケアする必要の無い人までが専用コスメで誤ったケアをしている可能性が高いです。


先ずは、保湿ケアすることでバリア機能が高まって肌が落ち着いて、刺激を感じにくくなります。

美肌や美顔の要素は肌のツヤと透明感です。


多くの女性がイメージする「美肌、顔が綺麗」は、シミや色ムラが無い肌の様です。白いは余りイメージしていない様です。

これは正解です。艶やかな肌が美肌で、美肌の持ち主は美顔である、と。


肌にシミやシワが無ければ光を綺麗に反射するため、肌は艶やかに見えます。むしろ少し黒い肌の方が光のコントランスが付いて艶やかに見えます。


「陶器の様に艶やかさ」と雑誌では表現していますが、的を射た表現だと思います。


美肌の追求は美白では無い、という事でしょうか。